October 26, 2005
ナツメの実
10月26日、
きょうは信州の「ナツメ」を載せます。
中国の原産で、すでに紀元前2~1世紀頃に利用されていた
記録があるそうで、大昔より相当重宝されて栽培されていたことが
わかります。
日本では9世紀頃に記録があるそうで、古くに渡来してきました。
我が国では果樹としての集団栽培はなく、庭園樹、家庭果樹
として植えられています。
実は2~3センチの楕円~卵形で果肉は厚く、初めは緑色ですが
だんだん黄褐色になり、熟すと赤茶色に近くなります。
「夏芽」と書きます。
語源は「大和本草」によると、”夏芽を生じることが多いのでナツメという”
とあるそうです。
そのまま生で食べた感じは、ちょうど小型のリンゴを食べているようで
甘酸っぱくて美味しいです。
中に1~1.5センチの種があります。
ドライフルーツや砂糖漬けの他、漢方で「大棗(タイソウ)」として
用いられます。
余談ですが、茶入れの道具の「ナツメ」は、この器の形が
ナツメの果実の形に似ていることによります。
また、中国では古くから、モモ、クリ、アンズ、スモモにナツメを加えて
5果と呼んでいるそうです。
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投稿者 winc : October 26, 2005 09:59 PM